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実践的新型インフルエンザ感染予防対策 |
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新型、旧型を問わず、インフルエンザに感染しない方がいいに決まっている。とくに慢性疾患患者、障害者、病人、妊婦、乳幼児、高齢者など感染すると重篤に陥る危険性のあるハイリスク患者たちは十分な注意と配慮が必要である。インフルエンザ蔓延が懸念される場合、大事をとって不要不急外出を控えること。やむを得ず外出する場合は極力人込みを避けて自己防衛に努めることが大切であり、周囲や家族ができる限りの心配りをする必要がある。そして、外出を最小限に抑えるための衛生用品、医薬品、食糧などの備蓄を事前に行っておくべきである。 ★マスクには一定の効果あり 正しく装着すればマスクには下記のように一定の効果が期待できます。 1、飛沫感染、空気感染の防止(0.3μ以上の捕集能力マスク) 2、接触感染の防止(マスクをしていると手指で鼻や口に触れないので) 3、増殖防止(口腔内、気道内を湿らせるることにによっウィルス増殖を抑える効果) ★マスク装着奏功事例 豪州・ニューサウスウェールズ大学の報告(2009年2月)によれば、インフルエンザに感染した子供を看護する場合、マスクをしていれば看護している家族におけるインフルエンザ感染リスクは60〜80%減らせることが証明されたとのこと。(ただし、ウイルスの種類や家族の年齢によっては、免疫がある場合もあるのでこの数字だけで判断はできないが・・) ★それでもマスク、手洗い、うがいだけでは不十分? 2009年5月19日、ニューヨークから帰国した二人の女子高生は、食事以外はニューヨークでもマスクを外さず手洗いも念入りにするなど人一倍感染対策をしてきたにもかかわらず発症してしまったのです。これは彼女らの責任ではなく、間違った感染予防レクチャーによるものと思われます。今、保健所などで指導している「マスク、手洗い、うがい励行」だけでウィルス感染予防は不十分だと思います。大切な「髪の毛」「眼」の保護、「靴底消毒」などが抜けているからです。(もちろんマスクには下段に掲げるように一定の効果があります。しかし、それで万全とはいえないのです) ★「眼」からのウィルス侵入防止対策 眼は鼻と同じように空気中に露出している粘膜です。ですからマスクで鼻を保護するように人混みの中ではゴーグルや花粉・ウィルス対策メガネでウィルス侵入阻止を行うべきなのです。 ★靴・靴底の消毒 痰、唾、飛沫、おう吐物などで汚染されている可能性のある場所を歩いてきた靴で室内に入れば、付着したウィルスは床やカーペットに移り乾燥すれば飛沫核となって室内を浮遊する可能性があります。ですから室内に入る前に消毒マット等で靴の表面を拭い、靴底は消毒マットや消毒ペーパーなどで消毒する必要があります。 ★髪の毛のウィルス滅菌対策 人ごみなどで浮遊粉じんや飛沫物が付着しやすいのが髪の毛です。ですから人ごみなどでは帽子を着用すべきです。そして、こまめにブラシなど髪の衛生手入れも大切です。とくに子供さんは、体が低いために上から飛沫がかかる可能性が高いので帽子着用が大切です。 ★携行物の消毒 汚染された可能性のある吊革、取っ手、ノブに触れた手を手洗いするのと同じように、携行していたバッグなどもアルコールや消毒液をしみこませた布やティッシュで洗浄消毒する必要があります。特に鞄の手提げ部分などはきちんと拭うことが大切です。そのほか、外出中にあちこち触れた手で操作したケータイ、リモコンなども滅菌ティッシュなどで拭きとると良いと思います。 ★発症者が出たらエアコンを止める 一部の航空機のように高精度のフィルター付きエアコンであれば良いのですが、一般のエアコンフィルターはウィルス除去能力が低いと考えられます。ですから、発症者が出た場合は蔓延防止のためにエアコンを止め、窓を開けるなど換気に努めるとともに室内の湿度をあげてウィルスの蔓延拡大を防ぐべきです。 |
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○人混み集団回避:極力不要不急の外出を避け、人混みやラッシュを避け、できるだけ集団に加わらないように努力する。 ○外出時マスク着用:外出時は使い捨てウィルス除去能力のあるマスクを着用する。 ○外出時帽子着用:外出時は帽子を着用する。特に子供は身長が低い分「飛沫感染」の危険性が高いため帽子着用を勧める。 ○人混みではゴーグル着用:花粉、ウィルス対応メガネ又はゴーグルを着用する。 ○除菌ウェットティッシュ携帯:60%程度のアルコール分を含ませた除菌ウェットティッシュを携帯し、ドアノブなどに接触する前に除菌する。 ○手洗い励行:出勤時、建物移動時、帰宅時などこまめに手洗い励行。 ○持ち物除菌:バッグ、携帯電話、メガネ、パソコンなど持ち物を出勤時、建物移動時、帰宅時などこまめに除菌ウェットティッシュで除菌する。 ○うがい励行:外出先、帰宅時にうがいを行う。 ○靴裏除菌:出勤時、帰宅時などに除菌タオルで拭くなど靴裏を除菌する。 ○室内湿度維持:ウィルス蔓延を防ぐため、室内は50%以上の湿度を維持する。 ○睡眠・栄養・体力保持:規則正しい生活。とくに栄養バランスの良い食事、睡眠をしっかりとるなど体力を保持することに勤め。罹患しにくくする。 ○発症者が出たらエアコンを止める:発症者がでたら、蔓延を防止するためエアコンを停止する。 |
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