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有珠山噴火災害の教訓 |
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洞爺湖温泉町と金毘羅山・西山の噴煙(平成12年7月20日山村撮影) |
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有珠山は平成12年3月31日午後1時8分、23年ぶりに噴火した しかし、火山研究者・行政・住民の結束により人的被害は一人も出さなかった。 |
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☆噴火の二日前から、住民に避難勧告、避難指示が出されたことが被害を最小限に食い止めた。 ☆行政は、有珠火山防災マップ(ハザードマップ)を策定し住民への説明会を積極的に行うなど防災意識啓発に努めていた。 こうした地道な普段の努力が実を結んだ。 |
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防災対策は全て事前対策である。備蓄や資機材の整備も重要だが最も大切なのは日頃から住民に対する防災意識啓発の働きかけである。形だけの防災訓練や、自主防災組織でなく実戦的な防災対策を推進するためには年に一度の防災講演会でなく繰り返し行う防災意識啓発努力であると考察する。 |
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