|地震直後・現地調査 |2周年・現地調査| |
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平成19年(2007年)能登半島地震・1周年現地調査 (文と画像/山村武彦) |
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地震災害概要(平成19年12月28日現在・総務省消防庁調べ) 発生日時:平成19年3月25日9時41分頃 震央地名:能登半島沖(北緯37.2、東経136.7、輪島西南西40Km付近) 震源の深さ:11Km 規模:マグニチュード6.9 震度6強:石川県能登 七尾市、輪島市、穴水町 震度6弱:石川県志賀町、中能登町、能登町 死者:1名(52歳の女性、自宅灯篭の下敷きにより死亡) 重軽傷者356人 全壊家屋:684棟、半壊家屋1,733棟、一部損壊26,932棟 義捐金関係(石川県・平成19年8月28日現在) 義捐金集計:2,996,155,000円 配分義捐金(住家被害):全壊家屋(1,500,000円)、大規模半壊家屋(750,000円)、一部損壊家屋(32,000円) 配分義捐金(人的被害):死亡(400,000円)、重傷者(要治療見込日数1ヵ月以上の負傷)(350,000円) |
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地震から1年 応急仮設住宅にも春が巡ってきた。(穴水町) |
倒れた灯篭も引き起こされていたが、まだあちこちに傷跡が残っている(門前町・總持寺) |
3月22日〜25日までの仮設住宅に配られた花 (輪島市道下) |
高齢者率40%を超える地域の地震で、応急仮設住宅への入居者の大半は高齢者。年金暮らしの人も多く、住宅・生活再建スケジュールのめどが立たない人も多い。 |
地震が発生した昨年の3月25日(日)は輪島市門前町では恒例の「雪割り草まつり」の最中だった。地震から1年、まだ傷痕は癒えないが、元気を取り戻そうと地域ぐるみでまつりを盛り上げようと頑張っていた。 (門前町・總持寺通り) |
穴水町では「わいわいカキまつり」で賑わっていた。 被災地を励まし応援するのであれば、この町に観光に行くことである。 うまい魚、暖かい人情のもてなしでこちらが励まされてしまう。 (大ぶりの殻付きカキ10個1000円、そのまま焼いて頬張れば至福を味わえる) |
壊れた家は撤去されたが、いまだ再建できないうちも多く、住宅の基礎だけが残った空き地めだつ。 |
地震で崩壊した斜面には応急対策の土嚢が設置されている。地震後数年間は土砂災害の警戒が必要となる。 |
コマツ鰍ェ寄贈した心の「ケアハウス」。看護師やカウンセラーが常駐して被災地域の人々の医療相談を受けている。 法人市民としてのCSR(社会的責任)を推進する企業は住民たちの評価を得ていた。 |
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