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つくば竜巻災害(2012年5月6日))/現地調査・写真リポート(撮影・文:山村武彦

2012年5月6日つくば市で竜巻が発生
(雇用促進住宅北条宿舎1号棟・手前は基礎だけ残し全壊した二階建て住宅)
駐車場にあった軽乗用車が宙を舞い壊された住宅の上に乗っていた
気象庁は藤田スケールF2と発表していたが、部分的にはF3級竜巻と推定される
(2012年5月7日・山村撮影)

つくば市北条地区

直径30センチメートルの電柱が根元から折損

屋根が飛ばされた家

促進雇用住宅北条宿舎の室内

雇用促進住宅北条宿舎・3階の室内

ふすまや壁に突き刺さった飛散物

吹き飛ばされた住宅

共同住宅の駐輪場から自転車が30m〜120m飛ばされていった

ジャングルジムに吹き飛ばされた自転車
手で取り除く事が出来ないほどに絡まっていた


飛ばされ引きちぎられた自転車、残り部分は20m先の田んぼに落下していた

飛ばされたガソリンスタンドの屋根

北条商店街

一般的に瓦は風速40mで飛ばされ始める

根元から折れた電柱太さ=直径約30センチメートル

しっかりした木造家屋でしたが、リビングの大きな窓がサッシ枠とその横の柱まで風圧で損壊
室内奥深くガラスが飛び散り、ご主人は手を負傷

雇用促進住宅北条宿舎1号棟の裏側

ベンチの板も飛ばされてしまった




翌日からマスコミ殺到





裏返しになった住宅で中学生が犠牲になりました
ご冥福をお祈り申し上げます

☆5月6日の状況
 当時、日本の上空約5500メートルには氷点下21度以下の強い寒気が流れ込んでいた。一方で津軽海峡付近には低気圧があって、東北東に進んでおり、東日本から東北地方の太平洋側を中心に、この低気圧に向かって暖かく湿った空気が大量に流れ込んだ。このため、東海地方から東北地方にかけて大気の状態が非常に不安定となり、落雷や突風、降ひょうを伴う発達した積乱雲が発生。
 茨城県常総市からつくば市付近までの約17Kmでは風速が毎秒50〜69メートルに達する竜巻(藤田スケールF2)が発生したと推定された。また、栃木県真岡市〜茨城県常陸大宮市にかけて約21Kmの地域において、風速が毎秒33〜69メートルに達する竜巻(F1〜F2)、茨城県筑西市〜桜川市まで約31Kmで風速が毎秒33〜49メートルに達する竜巻(F1)が発生したものと推定されている。
つまり、1時間くらいの間に同時に3つの竜巻が発生していたと推定されます。このような同時多発竜巻発生は日本では過去にあまり例がなく、地球温暖化の進行により、日本でも竜巻多発への警戒が必要になってきたように思われる。

☆主な人的被害
★死者
・茨城県:つくば市において倒壊家屋の下気により14歳男性(中学3年生)が死亡
・富山県:魚津市において64歳男性が落雷により死亡
★重傷者
・埼玉県:桶川市で落雷により11歳女児が心肺停止、医療機関に搬送
・栃木県:益子町のゴルフ場において、カートが飛んできたことにより40歳代女性が負傷
★軽傷者:57人
☆主な住家被害
・全壊:118棟
・半壊:155棟
・一部損壊:904棟
(総務省消防庁・災害対策室・5月11日18:30現在)

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