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ロンドン同時爆破テロ事件

ロンドン地下鉄同時爆破テロ事件
 2005年7月7日午前8時51分頃から9時半ごろまでのラッシュ時間に、ロンドン地下鉄三箇所と二階建てバスで同時爆破テロ事件が発生し、約50人以上が死亡、700人が重軽傷を負った。当局の発表ではイスラム過激派が関与している疑いがあるという。地下鉄での爆破時刻は3車両ともほぼ同時刻であるため、時限装置を使ったものとみられている。
 今回一番大きな被害を出したキングスクロス駅は、1987年11月にタバコの不始末で火災が発生し31名の死者を出したことがある。それ以来、乗客たちは自分たちでも自分たちが利用する駅などの防災に積極的に関与するようになり、地下鉄でタバコを吸っているいる人を見つけると、多くの乗客が厳しく注意する風土が芽生えていた。その上、サミット開催をひかえ数ヶ月前から厳重警体制備を敷いていた。しかし、それでもテロを防ぐことはできなかった。この惨劇の第一報を見て、私はすぐに2003年のスペイン列車同時爆破テロ事件と類似していると思った。いずれにしても、何の罪もない一般人を標的にした無差別テロはどんな理由も許されるものではない。

画像提供:AP通信